【FE 風花雪月】ペトラ学を学ぼう　～最強・最弱の育成論～

FE 風花雪月ではどんなユニットも技能レベルを上げれば一部を除いてあらゆる兵種にCCが可能である。そこで成長率、技能レベル、紋章、習得魔法、戦技を考慮し、各ユニットの適性兵種とあらゆる可能性を探ってみる。今回は、黒鷲学級所属のペトラについて学んでいこうと思う。(ちなみに〇〇学とは、このアネット学が由来と言われている。)
※本記事は個人の所感です。また最終的には特級もしくは最上級兵種で使われることを前提としています。(一部上級職も含みます)

また兵種自体の強さについては以下の記事に記載しています。
(兵種にも強弱があるせいでこの〇〇学シリーズ特定の兵種に偏りがち。)

●上級＆特級兵種ランキング

●最上級兵種兵種ランキング

ペトラのスペック

●成長率

技、速さ、幸運が高い反面、守備と魔防が低い典型的な高速低耐久アタッカーの成長率となっている(封印のフィルとか烈火のギィ、ECHOESだとジェシーに近い)。各学級にいる速さ成長率60％担当であり、ほっといても速さがどんどん伸びるためルナティックの序盤では敵から追撃されない数少ないユニットである。シャミアと同様に異国から来た狩人の設定が反映されているのだろうが、耐久の脆さ(特に魔防15%)まで寄せる必要はなかったのでは・・・？またブリギット王の子孫とエーデルガルトと同様に次期王女のはずだが魅力は35％であり、これは引きこもりのベルナデッタと同じ数値。同じ次期国家元首のはずなのにどこで差がついたのか。

●技能レベル

◎:得意　〇:普通　×:苦手　☆:才能開花

狩人の設定通り剣術と弓術が得意技能となっている。斧術と飛行も得意なのでファルコンナイトとドラゴンマスターのどちらにもしやすいのもメリットである。その代わり理学と信仰が両方とも苦手なので魔法系兵種には全く適性がなく、メルセデス同様に得意不得意が明確になっている。とはいえ成長率から見ては魔法は使えなくて困ることはないので、潔く物理系兵種として育てよう。

●紋章と個人スキル

紋章に関してはフォドラの人間ではないため持っていない。個人スキルは敵のHPが50％以下の時に必殺が＋20される狩りの掟。あまり意識することが無いスキルではあるがルナティックだと弓や魔法を使って削ることが多いため、スキルの効果を発揮する機会は多い。特に曲射の使用場面が多いので、「必殺が出れば倒せる」という敵に対してはキラーボウと合わせれば高確率で倒せるだろう。近接戦時は斧の戦技であるスマッシュと合わせて使えばこちらも敵を倒せる確率があがるのでおススメである。ただし敵の体力に依存するスキルであるため、条件に当てはまらない敵に対しては何のスキルもない状態での素のステータスでの殴りあいとなってしまう。

●習得魔法、戦技、スキル

ペトラは剣、斧、弓と合わせて6つの戦技を習得できるが、実際に有用なものと言えば魔物斬りくらいである。無我夢中と金剛斧はいずれも命中を低下させて威力を上げる戦技だが、ルナティックだと敵の回避が高いためそもそも当てるのが難しい。またウィークショットも当てた敵の力を5下げられるが、射程3の曲射の方が遥かに使いやすいのでこちらも使用頻度はほぼゼロである。さらに習得魔法も壊滅的でウィンド、アロー、レストの3種類しか覚えられず、魔法運用はほぼ不可能である。

結果的に成長率には恵まれたもののそれ以外が不遇というユニットとなっており、ステータスに対して若干使いにくくなってしまっている。(ポケモンだと合計種族値は高いけど技範囲が狭いバイバニラ的なポジション)

ペトラの適性

ペトラのスペックを考慮すると適性兵種は以下である。

◎:適性高　〇:適性並み　△:イマイチ　×:無理　赤文字:女性限定兵種　青文字：男性限定兵種
– :CC不可

ペトラ学初級 (育成難易度:イージー。◎:適性高ベースの育成)

初級ではドラゴンマスターとファルコンナイトを目指して育成する。

ドラゴンマスターについては斧をメインで使いつつ飛行と槍術を伸ばしていく。育成の流れとしては戦士⇒ブリガンド⇒ドラゴンナイト⇒ドラゴンマスターの王道ルートで問題ないが、槍術がC付近まで伸びた時点でペガサスナイトにCCして飛燕の一撃は習得しておきたい。運用方法としては最前線で敵を倒すもしくは弓で削るのがメインであり、攻撃後に敵の射程範囲外に逃げられるように立ち回りたい。速さが十分伸びていればパラディンや魔道士に追撃して倒せるが、大抵の場合反撃で死にかけるのでタイマンはどうしても必要な時以外避けたいところ。騎士団については好みで良いが、魅力があまり伸びないので攻撃範囲や効果よりはステータス補正用として割り切ろう。

ファルコンナイトについては槍をメインに使いつつ飛行と剣術を伸ばしていく。槍術は普通なので少し時間がかかるが、剣と飛行はすぐにCC可能レベルまで到達するためこれらを伸ばしたら槍術の育成に集中しよう。運用方法としては剣術をメインウェポンとし、剣回避＋20を活かした回避盾が最適解。他記事でも紹介しているが機動力も高いので敵のど真ん中に突っ込んで敵をひきつける、砲台や遠距離魔法を使い切らせるなどデコイ的な使い方や、通路を塞いで敵の進軍を食い止めることも可能である(回避盾ならやっつけ負けのリスクも低い)。またファルコンにすると魅力成長率も＋10されるため計略も当てやすくなるので、ペトラを使いたい人にはファルコンナイトにCCすることを勧めたい。

ペトラ学中級　(育成難易度:ノーマル。○:適性並みベースの育成)

中級ではボウナイトとグレートナイトを目指して育成する。

ボウナイトについては弓をメインに戦いつつ馬術を伸ばしていく。槍もCまで上げる必要があるので、中級職でソシアルナイトすれば馬術も鍛えられて一石二鳥である。運用方法としては高い速さと射程距離を活かして魔道士を一方的に倒したり、飛行ユニットを倒す＆敵の釣り出しをさせるのがベスト(ボウナイトは釣り出しが一番得意)。魔力の成長率は低いものの敵重装への対抗手段として魔法の弓は持たせておきたい。しかしルナティック終盤になると重装以外の敵も体力と攻速が高く追撃できないことが多くなるため運用が難しくなってくる。そのためもし火力不足だと感じたらスナイパーにCCしてハンターボレーさせるのも一つ(おまえもスナイパーにならないか？)。

グレートナイトについては斧をメインに戦いながら重装と馬術の2つを伸ばさなければならない。しかもどちらもB＋まで求められるので中級職は常にアーマーナイトかソシアルナイトにどちらかにしておこう。ただし守備の成長率が30％しかないため、グレートナイトやフォートレスにしたところで守備は平凡である。その結果、速さは伸びやすいものの追撃できない脆い盾となってしまうため運用が非常に困難。むしろ追撃されてしまいあっという間に撃沈されるまである。得意技能的に比較的CCしやすいだけでおススメはしない。

ペトラ学上級　(育成難易度:ハード。△:イマイチベースの育成)

上級ではバトルシスター、トリックスター、エピタフを目指して育成する。

バトルシスターについては信仰をC＋まで伸ばすのが少し大変だが、普段から格闘を使いながら指導時に上げておけば1部終盤にはCC可能である。基本的な運用方法はいつも通り格闘回避＋20と警戒姿勢＋を活かした回避盾だが、速さ成長率が高いおかげで追撃が出やすいことを考えると火力に振るのも選択肢である。格闘については特に戦技は習得しないものの、誰でも習得できるバックブローは回避＋30なのでペトラと相性が良い。ただし信仰魔法はライブ、リザイア、レストしか無いので実質ライブ以外使えない。敵のフォートレスのようにどうしてもダメージが通らない場合はリザイアでごまかそう。

トリックスターについてもバトルシスターと同様に剣を使いつつ信仰を伸ばせばよい。運用方法も同じで、剣回避＋20を習得させて回避盾として使うのがベスト。バトルシスターとの差別化点としてはトリックを使って倒されそうな味方を守れる点である。ペトラ自身は素の回避も高く最前線向けのユニットなので入れ替え後も倒されにくい。また魔力成長率は低いもののサンダーソードを持たせておけば重装にもある程度対抗できる(リザイアよりはマシ)。

エピタフについてはトリックスターと同様に剣を使いつつ理学を伸ばせばよいが、理学はB＋まで必要なのでそれなりに根気が必要である。しかしCCしたところで速さ成長率が-10%されてしまう上、上述通り大した魔法を覚えないので単純に速さが伸びないソードマスターになってしまう。そのためこちらもグレートナイト同様にCCはおススメしないが、何とか戦える最低限のスペックはあるので縛りプレイには向いているかもしれない。

ペトラ学最上級　(育成難易度:ルナティック。×:無理ベースの育成)

最上級ではグレモリィ、ダークナイト、ホーリーナイト、ヴァルキュリア、ダークペガサスを目指して育成する。

見ての通りいずれも理学もしくは信仰をメインに戦う兵種だが、いずれも苦手な上に習得魔法もあまりにショボいのでまともに戦えるかもあやしいラインである。ただしヴァルキュリアの慧眼の一撃は魅力的なので、周回時にペトラを使わない時に理学と馬術を伸ばしておき、CC後に副官にしておけば習得できる。魔法貧弱パーティ(ペトラ、カスパル、アッシュ、ラファエル、アロイス、ツィリル)で魔法兵種縛りとかしたらルナティックってクリアできるのか・・・？

余談：風花雪月のエキゾチック女性担当。個人的には好み。これでツンデレだったら一番の推しだったけど・・・。