FE 風花雪月ではどんなユニットも技能レベルを上げれば一部を除いてあらゆる兵種にCCが可能である。そこで成長率、技能レベル、紋章、習得魔法、戦技を考慮し、各ユニットの適性兵種とあらゆる可能性を探ってみる。今回は、黒鷲学級所属のリンハルトについて学んでいこうと思う。(ちなみに〇〇学とは、このアネット学が由来と言われている。)
※本記事は個人の所感です。また最終的には特級もしくは最上級兵種で使われることを前提としています。(一部上級職も含みます)
また兵種自体の強さについては以下の記事に記載しています。
(兵種にも強弱があるせいでこの〇〇学シリーズ特定の兵種に偏りがち。)
●成長率
HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 魅力 |
30% | 30% | 45% | 40% | 40% | 45% | 30% | 45% | 20% |
魔力、技、速さが高めの典型的な魔法向けユニット。ただし数値自体は若干低いのでアタッカーとしては並程度。幸運と魔防が魔力と同じく45%となっているため、魔法命中と魔法回避と耐魔が高くなるように設計されたユニットのようである。また本人が普段昼寝ばかりしているせいか魅力成長率は何と全ユニット最低の20%(良成長なしツィリル除く)。計略が重要な本作だとこれがとにかく致命的。強い騎士団を付けても威力が低い上にそもそも命中しない。貴族が平民より魅力で負けてるってどうなんですか・・・?
●技能レベル
◎:得意 〇:普通 ×:苦手 ☆:才能開花
剣術 | 槍術 | 斧術 | 弓術 | 格闘術 | 理学 | 信仰 | 指揮 | 重装 | 馬術 | 飛行 |
〇 | 〇 | × | 〇 | × | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
得意技能は理学と信仰となっており、成長率同様に魔法向けユニットになっている。そのためウォーロックやビショップにはCCしやすいものの、グレモリィは女性ユニット限定のためCCできないのが痛手。またマブダチのカスパルとは真逆で斧術と格闘術が苦手であり、これのせいで男性ユニットの目玉兵種であるウォーマスターへのCCは絶望的である。
●紋章と個人スキル
紋章 | セスリーンの小紋章 | 回復魔法使用時、たまに威力上昇。 |
個人スキル | 居眠り | 行動せずに待機すると、最大HPの10%回復する。 |
紋章はセスリーンの小紋章であり、回復魔法を使用するとたまに回復量が増えるというもの。確率だが回復量が単純に増えるのはありがたいスキルである。個人スキルは待機時に最大HPの10%回復する居眠り。ドロテアは隣接する味方を回復させるのに対して、リンハルトは自分が回復するスキルとなっている。回復魔法なしで回復できるのはまあ便利と言えなくもないが、せめてもう少し回復量がほしいところ(せめて30~50%あれば・・・)。
●習得魔法、戦技、スキル
– | 理学 | 信仰 | スキル |
初期習得 | – | ライブ リザイア | – |
D | ウィンド | – | – |
D+ | ファイアー | – | – |
C | シェイバー | リブロー | 回復の陣(指揮) |
B | ボルガノン | レスト | – |
A | エクスカリバー | ワープ | – |
習得魔法の種類だけ見ればそこそこ豊富。特に信仰はリブローとワープを習得するので非常に優秀。ただ理学で習得する魔法が全て微妙。5つ覚えられるのに全部射程2というやる気のなさ。いくら信仰魔法が優秀でもアタッカー適性0は使いづらさが目立つ。
じゃあ物理は・・・見ての通り習得戦技一切なし!どんな魔法向けユニットでもたいてい氷槍とか魔刃とか魔法攻撃できる戦技習得してるのにリンハルトは物理技も含めて習得しない。ストーリーだと実は有能設定だが戦場で役立つのはリブローとワープだけってどうなんですかねぇ。
リンハルトのスペックを考慮すると適性兵種は以下である。
◎:適性高 〇:適性並み △:イマイチ ×:無理 赤文字:女性限定兵種 青文字:男性限定兵種
– :CC不可
特殊職 | 適性 | 初級職 | 適性 | 中級職 | 適性 |
踊り子 | × | 剣士 | △ | ロード | – |
ニルヴァーナ | – | 兵士 | △ | 傭兵 | △ |
アーマーロード | – | 戦士 | × | 盗賊 | △ |
カイゼリン | – | 修道士 | ◎ | アーマーナイト | × |
ドラゴンロード | – | ————— | ———- | ソシアルナイト | △ |
バルバロッサ | – | ————— | ———- | ブリガンド | × |
ハイロード | – | ————— | ———- | アーチャー | 〇 |
マスターロード | – | ————— | ———- | 拳闘士 | × |
————— | ———- | ————— | ———- | メイジ | ◎ |
————— | ———- | ————— | ———- | ダークメイジ | ◎ |
————— | ———- | ————— | ———- | プリースト | ◎ |
————— | ———- | ————— | ———- | ペガサスナイト | – |
上級職 | 適性 | 特級職 | 適性 | 最上級職 | 適性 |
勇者 | – | バトルモンク/ シスター | △ | ファルコンナイト | – |
ソードマスター | △ | トリックスター | ◎ | ドラゴンマスター | × |
アサシン | △ | ヴァルキュリア | – | エピタフ | 〇 |
フォートレス | × | ダークペガサス | – | グレートナイト | × |
パラディン | △ | ————— | ———- | ボウナイト | △ |
ドラゴンナイト | × | ————— | ———- | ダークナイト | 〇 |
ウォーリア | × | ————— | ———- | ホーリーナイト | ◎ |
スナイパー | △ | ————— | ———- | グレモリィ | – |
グラップラー | × | ————— | ———- | ウォーマスター | × |
ビショップ | ◎ | ————— | ———- | ————— | ———- |
ウォーロック | ◎ | ————— | ———- | ————— | ———- |
ダークビショップ | ◎ | ————— | ———- | ————— | ———- |
初級ではトリックスターとホーリーナイトを目指して育成する。
リンハルトは信仰魔法が優秀なので、信仰レベルによってCCできるトリックスターとホーリーナイトがおススメ。ただしどちらも技能レベルが普通かつ戦技を習得しない剣術と槍術(ホーリーナイトの場合は馬術も)が必要とされているため、これらはできるだけ早期から上げておきたい(おかげで初プレイ時はリンくんビショップどまり)。あと信仰魔法メインだと攻撃性能が0なのでせめて理学もD+くらいまでは上げておきたい。リンくんの仕事はとりあえず後方でリブローとワープを振って味方をサポートすること。いざという時は攻撃もするが速さは低く飛燕の一撃も習得しないので一人で敵を倒しきるのは難しい。また紅花ルートの場合は地形が悪くホーリーナイトで最後まで戦うのは難しいので、トリックスターにしない場合はあえてビショップのままにしておくのも手である。(ビショップなら白魔法回数×2もあるし・・・)
中級ではエピタフとダークナイトを目指して育成する。
この2つは信仰魔法ではなく理学をメインに使う場合のおススメ兵種。こちらも初級と同様に剣術、槍術、馬術を早期に上げることが必要。この2つにCCする場合は信仰レベルが上がっていない場合が多いので、リブローはともかくワープが使えないのがネック。また上述のように速さが低い上、この2つの兵種は速さ成長率に下降補正がかかるのでハンネマン並みに速さが伸びなくなる。なのでヒット&アウェイが可能なダークナイトの方が使いやすいが、紅花だと地形の悪さがキツイのも難点。どれも使いにくい場合は諦めてウォーロックで使った方がよいかも。
上級ではボウナイトとバトルモンクを目指して育成する。
弓術は普通だが、ボウナイトなら射程+2のおかげで魔法の弓を使っておけば最低限の活躍はできる。信仰魔法は使えない上に成長率には目をつむらないといけないが、重装くらいは何とか処理してくれると信じたい(処理できるとは言ってない)。また格闘が苦手なもののバトルモンクなら要求レベルはB+(最悪Bでも何とかなる)なので何とかCCは可能。こちらはボウナイトと違い魔法が使えるので比較的使いやすい。格闘で戦闘させる場合はオーラナックルを使いたいが格闘術をAまで上げるのが辛いところ。
最上級ではウォーマスター、ドラゴンマスター、グレートナイトを目指して育成する。
ヒューベルト同様に斧が苦手な上に成長率も魔法向けユニットなのでこれらの兵種でリンハルトを運用するのは非常に難しい。斧縛りとか格闘縛りなど特定の条件でプレイしない限りCCすることはないだろう。せめて才能開花か何かしらの戦技があればもう少し幅が広がるのだが・・・。いっそのこと今からでも実は男装した女性って設定にしてグレモリィになれませんか?(懇願)
余談:リンハルトはほとんど使わないけど支援会話の雰囲気や物事の本質をとらえた考え方は好き。でもDLCでほぼ上位互換のハピが追加されてしまったので余計に影が薄くなってしまった・・・。とはいえDLCのアビス編だとハピとともに貴重なヒーラーなので、活躍の場がきちんと用意されているだけ救われてるのかも。6月には風花雪月無双が出るのでそちらにも期待(筋肉モリモリにしてもええんやで?)