【FE 風花雪月】ヒューベルト学を学ぼう　～最強・最弱の育成論～

FE 風花雪月ではどんなユニットも技能レベルを上げれば一部を除いてあらゆる兵種にCCが可能である。そこで成長率、技能レベル、紋章、習得魔法、戦技を考慮し、各ユニットの適性兵種とあらゆる可能性を探ってみる。今回は、黒鷲学級所属のヒューベルトについて学んでいこうと思う。(ちなみに〇〇学とは、このアネット学が由来と言われている。)
※本記事は個人の所感です。また最終的には特級もしくは最上級兵種で使われることを前提としています。(一部上級職も含みます)

また兵種自体の強さについては以下の記事に記載しています。
(兵種にも強弱があるせいでこの〇〇学シリーズ特定の兵種に偏りがち。)

●上級＆特級兵種ランキング

●最上級兵種兵種ランキング

ヒューベルトのスペック

●成長率

成長率は典型的な魔法向けユニットで、リシテアに比べて攻撃性能が一回り低いかわりに耐久が高くなっている。数値的にはメルセデスとほぼ同じとなっており、一撃で倒されない最低限の耐久と伸びてほしいところが伸びる良いバランスとなっている。

●技能レベル

◎:得意　〇:普通　×:苦手　☆:才能開花

成長率からわかるように理学が得意。エーデルガルトの副官のためか最前線で戦うタイプではないことから指揮と弓も得意となっている。また斧と飛行に加え、エーデルガルトに忠誠を誓っているためか信仰の3つが苦手である。才能開花で槍も得意になることから、実は騎馬系兵種との相性が良い技能レベルなのが特徴である(馬術は普通だが)。また教会のお悩み相談コーナーに行くと高所が苦手ということが判明する(実はペガサスに憧れているのは内緒)。

●紋章と個人スキル

帝国貴族にしては珍しく紋章を持っていないにも関わらずエーデルガルトの側近(参謀)という重役に就いているユニット。その設定通り紋章は持っていない。また個人スキルも参謀というポジションが反映されており、計略の威力が＋5されるというもの。シンプルだが計略時の確殺範囲が広がるという意味ではなかなか有用なスキルではある。しかしヒューベルト自身の魅力の成長は並みなので、威力はともかく命中はやや低め。せっかくの良スキルも計略を当てないと意味が無いので、お茶や栽培を駆使して魅力を伸ばせるようにしておきたいところ。

●習得魔法、戦技、スキル

闇に蠢くものとつながりがあるためか、ヒューベルトは男性ユニットで唯一複数の闇魔法を習得できるユニットである。特に相手の守備を5下げるスライムBはヒューベルト専用となっており、低命中ながら比較的早い段階で射程3の魔法として習得できる点では非常に便利である。さらに理学レベルを上げると同じく射程3かつ高必殺のデスΓ、騎馬特攻のダークスパイクTなど強力な魔法を覚えてくれる。指揮が得意なだけあって応援や陣も複数習得するが、こちらはあまり使うことが無いので枠が余れば入れるくらいで良いだろう。

また槍の才能開花では魔法攻撃である氷槍も取得できる。そのため耐久値の高い訓練用槍＋を持たせておけば、魔法の使用回数を消費したくないときの攻撃手段として使える。弓では強弓とマジカルショットを習得できるが、力はあまり伸びないので魔法の弓を使わないと大して威力は出ないので要注意(マジカルショットってどう見ても魔法攻撃しそうな名前なんだが)。

ヒューベルトの適性

ヒューベルトのスペックを考慮すると適性兵種は以下である。

◎:適性高　〇:適性並み　△:イマイチ　×:無理　赤文字:女性限定兵種　青文字：男性限定兵種
– :CC不可

ヒューベルト学初級 (育成難易度:イージー。◎:適性高ベースの育成)

初級ではボウナイトとダークナイトを目指して育成する。

ダークナイトについては馬術をしっかり伸ばしておけばそこまで困ることなくCC可能。ただしウォーロックもしくはダークビショップまでは馬術を上げなくてもCCできてしまうため馬術の育成を忘れがちになる点に注意。運用方法は敵の重装処理とダークスパイクTによるパラディン処理がメイン。魔力もしっかり伸び、射程3の魔法もしっかり覚えているため削り役としても有用。ただ残念なことに紅花ルートのEP16～18はトラップや燃える床、荒地が多く、騎馬系ユニットは移動範囲が制限される。特にEP17のタルティーン平原は半分近くが荒地に、EP18のフェルディアの戦いでは半分以上が燃える床となっており、敵を倒すどころか進軍すらもままならない状況である。なのでストーリー後半は馬から降りて戦うか、ダークビショップにした方が使い勝手は圧倒的に良くなる。

ボウナイトについては弓をメインで戦いながら馬術を伸ばしておけばOK。ただし力の成長率は30％しかなく非力なので火力はあまり期待できない点には注意(序盤は何とかなるけど)。メインウェポンは当然魔法の弓一択。サブにはインドラの矢(魔法攻撃)を持たせておきたいが入手条件(ヒューベルト外伝でNPC半数以上生存)が若干難しいので、厳しい場合は氷槍を使うために何かしらの槍を持たせておこう。ダークナイトに比べて攻撃範囲が広がるので、重装の処理だけでなく敵の釣り出しと削りが主な役割。こちらも使い勝手は良いが地形がつらいので、いざという時はスナイパーにCCさせて使うのも良いだろう(ボウナイトの成長率もショボいし)。

ヒューベルト学中級　(育成難易度:ノーマル。○:適性並みベースの育成)

中級ではエピタフを目指して育成する。

普段から闇魔法を使いながら剣術を伸ばしていけば比較的CCは容易である。運用方法は基本的にダークナイトと同じだが、歩兵なのでEP16～18の地形に苦しむことなく使えるため以外と動かしやすい。エピタフの欠点である速さ成長率-10%も、ヒューベルト自体の成長率が45％とそこまで高くないのであまりダメージが無いのが幸いである(ダークナイトにしても-5%されるし)。また力の成長率が＋10されるので、サンダーソードに加えて銀の剣あたりも持たせておくと剛撃で敵魔道士にもそれなりにダメージが与えられるだろう。移動力が6あるので動かしやすさ重視ならダークビショップよりもエピタフの方がおススメ。そういう意味では実は今作で一番エピタフ向きかもしれないユニットである。ただしダークナイトと違い闇魔法の達人が付いていないので火力は少し低い点に注意。

ヒューベルト学上級　(育成難易度:ハード。△:イマイチベースの育成)

ヒューベルト学上級ではホーリーナイトを目指して育成する。

出撃時にライブをひたすら使って信仰レベルを上げつつ馬術を伸ばしていく必要がある。ただし信仰魔法での攻撃方法はリザイアしか無く扱いづらいので攻撃は闇魔法を使っていくのがよいだろう。運用方法としてはダークナイトと同様に氷槍と闇魔法で攻撃しつつ、機動力を活かしてダメージを負った味方にリカバーをするのが良いだろう(リブローがあれば近づく必要ないけど・・・)。信仰が苦手なせいでライブ、リザイア、リカバーしか覚えないが、氷槍があるおかげでとりあえず攻撃手段はあるのが幸い。強いてメリットを挙げるとすれば、兵種スキルに地形耐性があるためEP18の燃える床の影響を気にする必要がないところくらいだろう。

ヒューベルト学最上級　(育成難易度:ルナティック。×:無理ベースの育成)

最上級ではバトルモンク、トリックスター、ドラゴンマスター、ウォーマスター、グレートナイト、ホーリーナイトを目指して育成する。

ヒューベルトは信仰と斧術が苦手なため、上記の6兵種のCCおよび運用は非常に難しい。まずバトルモンクとトリックスターは回避盾向き兵種だが飛行も苦手なので、CCだけでなく警戒姿勢の取得も辛い。グレートナイトとウォーマスターは斧が苦手な上にそもそも物理職であり運用が難しく、ドラゴンマスターは言わずもがなである。どうしても使うなら魔法武器を持たせれば良いが、出撃させると他のメンバーでサポートすることになるだろう(いわゆる介護パーティ)。結果ヒューベルトは向き不向きがはっきりしているユニットなので、本人が得意な闇魔法か弓を使う以外はかなり厳しい運用を強いられることになる。

余談:見た目がスネイプっていじられてるけど、金鹿や銀雪だとヒューベルトとエガちゃん倒した後で重大な手紙を残してくれるから行動もスネイプなところめっちゃかっこいい(ハリポタと違って根っからの味方ではないけど)。風花雪月の男ユニットの中で個人的に一番好き。ついでに敵の時に使ってたサンダーストームとメティオも持ってきてくれませんか・・・？