【FE 風花雪月】エーデルガルト学を学ぼう　～最強・最弱の育成論～

FE 風花雪月ではどんなユニットも技能レベルを上げれば一部を除いてあらゆる兵種にCCが可能である。そこで成長率、技能レベル、紋章、習得魔法、戦技を考慮し、各ユニットの適性兵種とあらゆる可能性を探ってみる。今回は、黒鷲学級所属のエーデルガルトについて学んでいこうと思う。(ちなみに〇〇学とは、このアネット学が由来と言われている。)
※本記事は個人の所感です。また最終的には特級もしくは最上級兵種で使われることを前提としています。(一部上級職も含みます)

また兵種自体の強さについては以下の記事に記載しています。
(兵種にも強弱があるせいでこの〇〇学シリーズ特定の兵種に偏りがち。)

●上級＆特級兵種ランキング

●最上級兵種兵種ランキング

エーデルガルトのスペック

●成長率

斧と重装のイメージが強いエーデルガルトだが、成長率は割と平坦となっている。守備の成長率は35％しかなく、これはフェルディナントと同じ程度なのでむしろ重装不向き説もある。力の成長率55％は斧使いなのでイメージ通りだが、実は魔力も45％と非常に高いため実は魔道士としても割と使いこなせるようになっている。さらに魅力は60％と全ユニット最高値となっており、計略の命中と威力が高いのも良いところ。ただしHPと幸運がそこまで伸びないので以外と脆いのが欠点である。専用職も重装なんだから魔力と守備の成長率入れ替えればいいのに・・・。

●技能レベル

◎:得意　〇:普通　×:苦手　☆:才能開花

イメージ通り斧と重装が得意なのに加え、次期皇帝という設定通り指揮も得意である。そして実は剣術も得意であり、紅花ルート以外はグロンダーズ会戦でちゃっかりセイロスの剣も装備してくる。また才能開花で理学も得意になるので魔道士としても育成はしやすい。ただし弓が苦手なのでルナティックでほぼ必須の曲射を覚えさせるのも若干面倒。また設定通り信仰も苦手なので最強の魔法職であるグレモリィに育成しにくいのもネックである。

●紋章と個人スキル

ストーリーを進める(もしくはリシテアとの支援をAにする)とわかる通り、エーデルガルトも紋章を2つ持っている。そのため運が良ければ戦技を使ったときに計算値よりも高威力で攻撃でき、その内の3割分HPを回復し、さらに相手に反撃させないという鬼畜の所業ができたりする(35%×20%×15%=1.05%くらいの確率だが)。

個人スキルは経験値が1.2倍になる皇帝の血統。このスキルのおかげで経験値が入りにくいルナティックでもすくすく育ってくれるので、戦闘に直接貢献するわけではないが優秀なスキルである。2部に入ると皇帝の血統＋となり、経験値1.2倍に加えて待機時に魔防＋4されるという効果が追加される。あって困るものではないが、エーデルガルトに魔法盾をさせることはないので単なるおまけくらいのものである。このスキルはフレンにあげてほしいなぁ・・・。

●習得魔法、戦技、スキル

まず物理方面については剣と斧の戦技を習得する。斧については魔物に有効な魔物砕き、自分の魔防分威力が上がる魔法攻撃となる雷斧を習得する。そのため魔物や守備の高い重装など相手に応じて有効な手段を持ち合わせているのは魅力的である(皇帝の血統＋による魔防上昇は一見雷斧と相性が良さそうだが待機しないと発動しない。そのため踊り子を使って待機⇒攻撃と2回行動しないといけないので実は嚙み合わない)。また剣については回避が上がる霞切りと魔法攻撃である魔刃を習得できる。どうしても使いたいという程ではないがどちらも使い勝手は良いので、剣をメインで戦わせても十分活躍してくれる。

次に理学については黒魔法のファイアーとボルガノンに加え、闇魔法のルナΛとハデスΩを習得できるため火力自体は問題ない。信仰魔法についても苦手としつつリカバーだけでなくエンジェルも習得してくれる。特に魔防無視のルナΛはリシテアとエーデルガルトしか覚えない貴重な魔法なのでぜひ活用したいところである(多分グレモリィとしてならアネットよりも強い)。

以上からエーデルガルトは物理、魔法の両面において優秀な戦技・魔法が揃っているため実は適性兵種の多いユニットとなっている。指揮も上げるとスキルを4つ習得してくれるので、スキル枠に空きがあれば好みのものを入れてもよいだろう(自分は指揮で習得するスキルはあまり装備しないが、枠があれば待ち伏せの陣を入れることが多い)。

エーデルガルトの適性

エーデルガルトのスペックを考慮すると適性兵種は以下である。

◎:適性高　〇:適性並み　△:イマイチ　×:無理　赤文字:女性限定兵種　青文字：男性限定兵種
– :CC不可

エーデルガルト学初級 (育成難易度:イージー。◎:適性高ベースの育成)

初級ではエピタフ、グレートナイト、ヴァルキュリア、ダークペガサス、カイゼリンを目指して育成する。

エピタフに育成する場合は理学で習得する魔法をメインに戦いつつ、必要に応じて剣を使えばCCは非常に簡単である。育成時は必ず理学の才能開花をさせておくこと。運用方法としては敵の重装を魔法で処理しつつ、敵魔道士に対しては物理で殴る両刀型が良いだろう。サブウェポンとしてサンダーソードを持たせておくと射程範囲が広がるって使い勝手がよくなる。ただしエピタフは速さが伸びないという永遠の課題があるため追撃は期待できない。また兵種スキルは剣と黒魔法の達人なので、闇魔法を使う場合は火力が下がるのも欠点である。エガちゃんの代名詞であるアイムールも斧術レベルを上げておかないと命中難になるので、どうしても使いたい場合は斧術レベルも上げておこう。

グレートナイトに育成する場合はイメージ通りの斧を使いながら重装と馬術を上げていく。中級職でアーマーナイトになれば重装は戦闘で上げられるので、指導時には馬術を重点的に伸ばすようにしよう。ただし成長率は見ればわかるように守備は35％と並み程度しかないため、グレートナイトにCCしたところで物理壁にするのは非常に難しい(一応グラップラーの攻撃くらいは防げる・・・はず)。またグレートナイトは魔防成長率-5%なので雷斧の威力が伸びにくいのも難点である。ようはフェルディナントと一緒で「CCしやすい」だけの兵種である。強いていえば高い魔法成長率のおかげでボルトアクスの威力が出やすいグレートナイトになれるが、紅花ルートは地形が馬に厳しいのであまりおススメはしない。

ヴァルキュリアもしくはダークペガサスに育成する場合は魔法をメインに使いながら馬術もしくは飛行を上げていく。理学は才能開花するし要求レベルも高くないので真面目に育成していれば簡単にCCできるだろう。運用方法はエピタフのように基本は魔法を使いつつ、必要ならアイムールや雷斧を使うというスタイルが最適。成長率補正と紅花ルートの地形を考えればダークペガサス推奨であるが、いずれも魔防成長率と魅力成長率が＋10％されるため、エーデルガルトの高い魅力成長率＆雷斧と非常に相性が良い。特にダークペガサスの場合はHP、速さとエーデルガルトの成長率の低いステータスにプラス補正が乗るのも良いところ(個人的に一番のおススメ)。ただしせっかく習得する優秀な戦技が全て無駄になってしまうのは残念なところ。せめて斧術レベルを少しでも上げてアイムールくらいは使えるようにしておきたい。

カイゼリンは紅花のEP.16で自動的にCCできるエーデルガルト専用兵種である。そのため特別な育成などは必要ないが、初めて風花雪月をプレイした場合はカイゼリンを使うことが多いため初級に分類した。兵種スキルは斧の威力が上がる斧の達人と、隣接する味方が戦闘時の敵への与ダメが＋3されるカリスマで、マスタースキルとして閃花という囲いの矢と同じく攻撃した敵の行動を1ターン封じる戦技を習得できる。また見た目通り重装となっているがフォートレスと違い5マス移動可能となっている。しかし重装にも関わらず守備の兵種成長率は＋5％しかなく、エーデルガルトも守備成長率は35％しかないため見た目以上に脆い。また閃花も隣接している敵への攻撃時しか使えないので、囲いの矢と違って敵からダメージを受けるリスクが高いのもネックである。絶対にカイゼリンが良いという点はないため、使うかどうかは個人の好むによるだろう。

エーデルガルト学中級　(育成難易度:ノーマル。○:適性並みベースの育成)

中級ではトリックスター、ドラゴンマスター、ファルコンナイト、ダークナイトを目指して育成する。

トリックスターに育成する場合は剣をメインに使いながら信仰レベルを上げていく。信仰は苦手だが要求レベルはBなので指導時に上げつつ戦闘でもライブをひたすら使っていればそこまでCCは難しくない。トリックスターの成長率補正によって技と速さの成長率が60％まで上がるため、剣回避＋20を習得させれば回避盾としての活躍が見込める(女帝が回避盾というのも少しあれだが)。ただしトリックスターには〇〇の達人スキルが付いていないため少し火力が低いのが欠点。

ドラゴンマスターに育成する場合は斧を使いながら飛行と槍術を指導で上げていく必要がある。飛行と槍術はどちらも普通なのでレベル上げ自体はそこまで難しくないが、飛行Aを要求されるのでできるだけ早期から飛行のレベル上げはやっておきたい。ドラマスにする最大のメリットは何といっても狂嵐との相性が良いこと。8マス移動に加えて攻撃後に再行動できるため、1ターンで最大40マスと戦場を縦横無尽に移動できる(アイムールがダメになるけど)。なのでエガちゃんを斧使いとして育てるならドラマスが実は王道なのだ(一般兵種に負けるカイゼリン・・・)。ついでにそこまで高くはない速さ成長率が＋10％されるのも嬉しいところ。欠点としてはエガちゃんに関わらずだが弓に弱いところだが、どうしても厳しい場合はドラゴンから降りるだけなのでそこまで気にする必要はない。

ファルコンナイトに育成する場合もドラマスとほぼ同様である。基本的に槍を使いつつ飛行を上げればよいが、槍術が普通なのでドラマスに比べて少し育成に時間がかかる。CC後は得意な剣をメインとしておけば優秀な戦技を活かすことができ、高い魔力成長率とサンダーソードの相性も良い。また速さ成長率が＋20％されるだけでなく、ファルコンは魅力成長率の補正が＋10％のため元々高い魅力成長率がさらに上昇する。そのため灰塵射撃のような強力な騎士団を連れていくと活躍の場が増えるだろう。デメリットとしては弓に弱いのと、トリックスター同様にアイムールと相性が悪いこと。斧術を鍛えて斧術レベル5を付けてもよいが、それするならドラマスにしたらええやんってなりそう・・・。

ダークナイトにする場合は魔法を使いながら槍術と馬術を上げていく。理学を才能開花させるまでに指導が3回程度必要だが、その後はドラマスと同じ要領で育てればよい。使い方としてはヴァルキュリアやダークペガサスと同様だが、この2つと違いダークナイトは黒魔法および闇魔法の達人がついているため火力が高いのが主なメリットである。その代わり元々大して高くない速さ成長率が-5%されてしまうので、鈍足高火力になってしまうのが難点(ヴァルキュリアも同様)。また上述通り地形も厳しいので、エガちゃんを魔法で使いたいならダークペガサスにするのが吉。

エーデルガルト学上級　(育成難易度:ハード。△:イマイチベースの育成)

上級ではバトルシスター、グレモリィを目指して育成する。

バトルシスターにする場合は格闘を使いつつ指導時に苦手な信仰レベルを集中的に上げていく。要求レベルはC＋なので早期にレベル上げを始めればCC時期がそこまで遅くなることはないだろう。力の成長率は55％とディミトリに次ぐ2位なので、そこから放たれる格闘はかなりの高威力である。またオーラナックルとの相性もよいため、バトルシスターにすると火力面では物理/魔法の両刀型になれる。その代わり信仰魔法はC＋時点ではリカバーしか習得しないため、魔法を使用する機会はあまりない。なので信仰を活かそうとするなら面倒だがBまで上げてエンジェルを習得させるしかない。

グレモリィにする場合は魔法を使いつつ、バトルシスター同様に信仰レベルを集中的に上げていく。要求レベルがAのため、入浴や合唱等を駆使してひたすら上げないとCCが厳しいので要注意。魔法使用回数×2なのでルナΛとハデスΩの使用回数が増えるのは嬉しいところ。また才能開花で習得する黒魔法必殺＋10を装備させておけば、他のグレモリィよりも若干必殺が出やすくなる。しかし習得する信仰魔法が少ないことから黒・闇魔法しか使わないため、グレモリィにするメリット自体が少ない。なので武器使用禁止縛りなど特定の縛りプレイをしない限り使うことはないだろう。

エーデルガルト学最上級　(育成難易度:ルナティック。×:無理ベースの育成)

最上級ではボウナイト、ホーリーナイトを目指して育成する。

これらはまずメイン武器が苦手な弓と信仰だが弓は各ユニット共通の戦技しか覚えず、信仰は上述通り苦手な上に有用なのはエンジェルのみである。そもそも紅花では辛い騎馬兵種に加え、敵に対しての有効打がなく、味方のサポートもできない。そのため「これができない」というよりも単純にCCする理由がないのである。

余談:エガちゃん自体は割と好きな方だけど特徴(メルセデス=おっとりお姉さん、アネット⇒ドジっ娘みたいな)がわからないんよなぁ・・・。あ、ヘクトル先生！この人に重装主人公のあるべき姿を指導してあげてください！