FE 風花雪月ではどんなユニットも技能レベルを上げれば一部を除いてあらゆる兵種にCCが可能である。そこで成長率、技能レベル、紋章、習得魔法、戦技を考慮し、各ユニットの適性兵種とあらゆる可能性を探ってみる。今回は、青獅子学級所属のドゥドゥーについて学んでいこうと思う。(ちなみに〇〇学とは、このアネット学が由来と言われている。)
※本記事は個人の所感です。また最終的には特級もしくは最上級兵種で使われることを前提としています。(一部上級職も含みます)
また兵種自体の強さについては以下の記事に記載しています。
(兵種にも強弱があるせいでこの〇〇学シリーズ特定の兵種に偏りがち。)
●成長率
HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 魅力 |
60% | 50% | 15% | 30% | 20% | 25% | 50% | 10% | 30% |
HP、力、守備が非常に高く、見た目のゴツい雰囲気からもわかるように重装向けのユニットになっている。重装ユニットあるあるだが高いところは高い分、低いステータスはがっつり低く、魔力、魔防、速さが非常に低い。なのでいかに力と守備を伸ばしきれるかどうかがドゥドゥー運用においては非常に重要となってくる。他の技、速さ、魅力も25~30%しかないため、この2つのステータスが伸びない時点で完全にお荷物となってしまうため要注意。というかドゥドゥー自体成長率合計値が青獅子の中でぶっちぎりで低くすぎるし、せめて技と速さは+10%にしてもいいんちゃう・・・?(それでも使うかどうかは別だけど)
●技能レベル
◎:得意 〇:普通 ×:苦手 ☆:才能開花
剣術 | 槍術 | 斧術 | 弓術 | 格闘術 | 理学 | 信仰 | 指揮 | 重装 | 馬術 | 飛行 |
〇 | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | 〇 | × | 〇 | ◎ | × | × |
斧、槍、格闘、重装が得意と近接戦闘に関しては幅広く戦えるスペックとなっている。しかし馬術、飛行が苦手であり、特に馬術はドゥドゥーのためにあるといっても過言ではないグレートナイトへのCCに影響するのが辛いところ。その代わりウォーマスターにはなりやすいので斧をメインにして戦鬼の一撃を駆使すればかなりの火力が期待できる。信仰が苦手なせいでバトルモンクにするのが少し面倒だが、飛行が苦手な時点で回避盾運用は難しいので問題はない。ただしバトルモンクにすると魔防を最低保証の11まで上げられるので、低い魔防成長率をカバーすることはできる。
●紋章と個人スキル
紋章 | なし | – |
個人スキル | 主君の盾 | 攻撃せずに「待機」すると守備+4 (1ターン) |
ダスカー人のためか紋章スキルはなし。個人スキルは待機したときに守備が+4される主君の盾。本人が重装向けの成長率なので相性は良い。ルナティックでも序盤の敵はそこまで火力が高くないので守備+4によって耐久が上がるのは地味に便利。その代わり後半になると敵の火力インフレによって守備+4は焼け石に水である。正直成長率の低さを考えれば守備+10くらいしてもいいような気もするが・・・。
●習得魔法、戦技、スキル
– | 槍 | 斧 | 格闘 | 理学 | 信仰 | スキル |
初期習得 | – | スマッシュ | – | – | – | – |
D | – | – | – | ファイアー | – | – |
C | – | – | – | ボルガノン | リカバー | 怒りの陣(指揮) |
C+ | 復讐 | 魔物砕き | カウンター | – | – | – |
A | – | 鎧打ち | 豪拳 | ライナロック | – | – |
物理については槍、斧、格闘の戦技を習得する。槍術では自身のHPの減り具合に応じて威力が上がる復讐を習得する。HP成長率はラファエルに次ぐ2位なので体力はどんどん成長するため、英雄の遺産を持たせて体力を減少させればかなりの威力を出せる。また斧術で習得する鎧打ちも自身の守備によって威力が上がるため、守備成長率1位のドゥドゥーとは非常に相性が良い(当たるとは言ってない)。格闘についてはカウンターが鈍足のドゥドゥーと相性が良いものの、被弾しすぎるとすぐに倒されるので使うタイミングは慎重に見極めたいところ。
魔法面はお察しの通りで最低限のものしか習得しないため、魔法兵種での運用は絶望的である。サンダーストームやメティオを習得してくれればまだロマン(というか絵面の面白さ)はあったかも。
ドゥドゥーのスペックを考慮すると適性兵種は以下である。
◎:適性高 〇:適性並み △:イマイチ ×:無理 赤文字:女性限定兵種 青文字:男性限定兵種
– :CC不可
特殊職 | 適性 | 初級職 | 適性 | 中級職 | 適性 |
踊り子 | × | 剣士 | 〇 | ロード | – |
ニルヴァーナ | – | 兵士 | 〇 | 傭兵 | 〇 |
アーマーロード | – | 戦士 | ◎ | 盗賊 | 〇 |
カイゼリン | – | 修道士 | × | アーマーナイト | ◎ |
ドラゴンロード | – | ————— | ———- | ソシアルナイト | △ |
バルバロッサ | – | ————— | ———- | ブリガンド | ◎ |
ハイロード | – | ————— | ———- | アーチャー | 〇 |
マスターロード | – | ————— | ———- | 拳闘士 | ◎ |
————— | ———- | ————— | ———- | メイジ | × |
————— | ———- | ————— | ———- | ダークメイジ | × |
————— | ———- | ————— | ———- | プリースト | × |
————— | ———- | ————— | ———- | ペガサスナイト | – |
上級職 | 適性 | 特級職 | 適性 | 最上級職 | 適性 |
勇者 | – | バトルモンク/ シスター | 〇 | ファルコンナイト | – |
ソードマスター | △ | トリックスター | × | ドラゴンマスター | 〇 |
アサシン | △ | ヴァルキュリア | – | エピタフ | × |
フォートレス | ◎ | ダークペガサス | – | グレートナイト | 〇 |
パラディン | 〇 | ————— | ———- | ボウナイト | △ |
ドラゴンナイト | 〇 | ————— | ———- | ダークナイト | × |
ウォーリア | ◎ | ————— | ———- | ホーリーナイト | × |
スナイパー | 〇 | ————— | ———- | グレモリィ | – |
グラップラー | ◎ | ————— | ———- | ウォーマスター | ◎ |
ビショップ | × | ————— | ———- | ————— | ———- |
ウォーロック | × | ————— | ———- | ————— | ———- |
ダークビショップ | × | ————— | ———- | ————— | ———- |
初級はウォーマスターを目指して育成する。
ドゥドゥーは斧および格闘術がどちらも得意なのでウォーマスターへの育成は非常に簡単である。基本的には高火力の格闘で相手に反撃させる前に倒してしまうのが理想的な運用方法。幸いウォーマスターは力成長率が+15%されるので力はどんどん伸びていく。速さ成長率も+10%補正が乗るが元々の成長率が低すぎるので追撃を行えるレベルまでは伸びない。なのでドゥドゥーを育成する場合は通常のレベルアップに加え、岩ゴボウや力のしずくなどを使ってひたすら力を伸ばすのがベスト。またドゥドゥーは技成長率も30%(青獅子学級で一番低い)なので命中の指輪は命中率補正の高い騎士団を装備しておくとより安定する。
中級ではドラゴンマスター、グレートナイト、バトルモンクを目指して育成する。
ドラゴンマスターにする場合、槍術と斧術は得意なため問題ないが飛行レベルをAにするのに時間がかかる。DLCがある場合は入浴も使いつつ、指導時およびグループ課題を駆使してひたすら飛行を優先して伸ばしていくしかない。CC後は高い機動力を活かした活躍ができ、弓も持たせておけば敵の釣り出しもしてくれる。特にドラゴンマスターの場合は槍術をある程度伸ばしているため、復讐による高火力が期待できるのが良いところ。ただし鈍足なのは相変わらずなので敵のスナイパーとボウナイトには要注意。
グレートナイトにする場合、こちらもドラゴンマスター同様に馬術の育成に時間がかかる。そもそも最上級兵種で重装向きってグレートナイトしか無いにも関わらず、重装向けユニットが馬術苦手という噛み合わない状態なのはなぜ・・・?という愚痴は置いといて、CCできれば守備の高い走る壁として活躍できる。ただしルナティックではアンブロシアや大亀の甲羅を使って補強しておかないと物理相手でもダメージを受けてしまうので注意。またドゥドゥーを重装として育成すると速さが10代前半しかないことが多く追撃は実質不可能なので勇者の斧を装備させておかないと敵を削りきれないのも難点である。
バトルモンクにする場合、苦手な信仰を上げる必要があるが要求レベルはC+なのでドラゴンマスターやグレートナイトと比較するとCCしやすい。上述のように早い段階(Lv.20)で魔防を底上げしてくれるので、敵の魔法ユニットに追撃されても耐えられる程度にはなってくれる。ただし残念なことにドゥドゥーは回避盾に不向きなため格闘回避+20の恩恵があまり無く、魔力も低いため専用戦技の遠当ても火力が全く出ない。今作は格闘が強いのでバトルモンクでの運用自体は簡単だがドゥドゥーに関してはグラップラーの方が成長率補正的に相性が良い。なので回復要因を一人でも増やしたい場合以外はバトルモンクにCC後にグラップラーにするのが無難である。(ドゥドゥーに回復してほしい場面があるかについてはノーコメント)
上級ではボウナイトを目指して育成する。
槍術は得意なのですぐ伸びるが弓術と馬術を伸ばすのに時間がかかる。そのためこちらもDLCの入浴を駆使しつつ普段から弓を使って育成する必要がある。CC後の運用は槍を持たせて復讐を使いつつ、一撃で倒せない相手や飛行ユニットに対しては弓を使うという使い分けができる。ただしボウナイトは成長率補正がお察しの通りなので、スナイパーを経由させて技を伸ばしておかないと命中が壊滅的なことになる点は要注意。
最上級ではダークナイト、ホーリーナイト、エピタフ、トリックスターを目指して育成する。
上述通りこれらは主に魔法もしくは剣術をメインに戦う兵種だが、どちらもドゥドゥーとの相性は悪く育成および運用は非常に難しい。守備をカンストしてトリックスターにすれば、いざという時にはトリックで味方の物理盾になるくらいはできるか・・・? まあそもそもの成長率が極端な上に技能の得意不得意の組み合わせもイマイチなので、ここらへんの兵種については運用できなくてもしょうがないレベルではある。
余談: ドゥドゥーをバトルモンクにすると成長率が力:60%、技40%、速さ:20%になるが、これは烈火のドルカスと全く同じ。ドゥドゥーも不遇の系譜の一人なのか・・・(遠い目) ヒーローズやってないけど強いって話聞かないしなぁ。とりあえず風花雪月無双で救われることを祈る。
頑張れドゥドゥー、負けるなドゥドゥー。