FE 風花雪月ではどんなユニットも技能レベルを上げれば一部を除いてあらゆる兵種にCCが可能である。そこで成長率、技能レベル、紋章、習得魔法、戦技を考慮し、各ユニットの適性兵種とあらゆる可能性を探ってみる。今回は金鹿学級所属のリシテアについて学んでいこうと思う。(ちなみに〇〇学とは、理想のアネットを追求をするために立ち上げられたアネット学が由来でと言われている。)
※本記事は個人の所感です。また最終的には特級もしくは最上級兵種で使われることを前提としています。(一部上級職も含みます)
また兵種自体の強さについては以下の記事に記載しています。
(兵種にも強弱があるせいでこの〇〇学シリーズ特定の兵種に偏りがち。)
リシテアのスペック
●成長率
HP | 力 | 魔力 | 技 | 速さ | 幸運 | 守備 | 魔防 | 魅力 |
20% | 15% | 60% | 60% | 50% | 15% | 10% | 25% | 25% |
見ての通りの魔法向けユニットかつ攻撃を全く受けられない成長率である。高い魔力と素早さでやられる前にやるがコンセプトのようである。個人的にHP20%はマジの10%に次ぐ衝撃である。(実際はは各兵種の成長率補正があるためもう少し高いが)
●技能レベル
◎:得意 〇:普通 ×:苦手 ☆:才能開花
剣術 | 槍術 | 斧術 | 弓術 | 格闘術 | 理学 | 信仰 | 指揮 | 重装 | 馬術 | 飛行 |
☆ | × | × | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | × | 〇 | 〇 |
こちらも理学と信仰が得意となっており、グレモリィとして使ってくださいと言わんばかりのスペックである。指揮も得意だが魅力の成長率25%とマッチしないのが少しネック。
●紋章と個人スキル
紋章 | グロスタールの紋章 | 魔法攻撃時まれに威力上昇 |
カロンの小紋章 | 戦技使用時たまに威力上昇 | |
個人スキル | 天才 | 戦闘で入手する技能EXPが2倍になる |
グロスタールの紋章は成長率と技能レベルともマッチしており、魔法使用時の威力上昇が見込める。カロンの紋章は戦技を使う機会がほぼ無いため実質ないのと同じだろう。個人スキルは技能経験値2倍というぶっ壊れスキルであり、戦うだけでぐんぐん技能レベルが伸びていくため、引継ぎなしルナティックでも重宝される。
●習得魔法、戦技、スキル
– | 理学 | 信仰 | 個別戦技 | 個別スキル |
初期習得 | ドーラΔ | – | – | – |
才能開花 | – | – | 魔法剣(剣術) | – |
D+ | ウォームΖ | – | – | – |
C | ルナΛ | エンジェル | – | 攻め立ての陣(指揮) |
B | ダークスパイクT | ワープ | – | – |
A | ハデスΩ | アプラクサス | – | – |
理学を鍛えることで魔防無視のルナΛや対死神騎士用決戦兵器ダークスパイクTを習得。理学だけでなく白魔法も優秀で、魔物特攻のエンジェルや白魔法最高火力のアプラクサス、味方を遠くに飛ばせるワープも覚える。その反面戦技は自分の魔防によって威力が上昇する魔法剣(魔法攻撃)のみであり、個別スキルも攻め立ての陣しか覚えない。どう見ても魔法ユニットとして使うことを想定されている。(魔法兵種で使うとは言ってない)
リシテアの適性
リシテアのスペックを考慮すると適性兵種は以下である。
◎:適性高 〇:適性並み △:イマイチ ×:無理 赤文字:女性限定兵種 青文字:男性限定兵種
– :CC不可
特殊職 | 適性 | 初級職 | 適性 | 中級職 | 適性 |
踊り子 | ○ | 剣士 | × | ロード | – |
ニルヴァーナ | – | 兵士 | × | 傭兵 | × |
アーマーロード | – | 戦士 | × | 盗賊 | × |
カイゼリン | – | 修道士 | ◎ | アーマーナイト | × |
ドラゴンロード | – | ————— | ———- | ソシアルナイト | × |
バルバロッサ | – | ————— | ———- | ブリガンド | × |
ハイロード | – | ————— | ———- | アーチャー | × |
マスターロード | – | ————— | ———- | 拳闘士 | – |
————— | ———- | ————— | ———- | メイジ | ◎ |
————— | ———- | ————— | ———- | ダークメイジ | – |
————— | ———- | ————— | ———- | プリースト | ◎ |
————— | ———- | ————— | ———- | ペガサスナイト | × |
上級職 | 適性 | 特級職 | 適性 | 最上級職 | 適性 |
勇者 | – | バトルモンク/ シスター | 〇 | ファルコンナイト | △ |
ソードマスター | △ | トリックスター | 〇 | ドラゴンマスター | × |
アサシン | × | ヴァルキュリア | ◎ | エピタフ | ○ |
フォートレス | × | ダークペガサス | ◎ | グレートナイト | × |
パラディン | × | ————— | ———- | ボウナイト | × |
ドラゴンナイト | × | ————— | ———- | ダークナイト | △ |
ウォーリア | × | ————— | ———- | ホーリーナイト | △ |
スナイパー | × | ————— | ———- | グレモリィ | ◎ |
グラップラー | – | ————— | ———- | ウォーマスター | – |
ビショップ | ◎ | ————— | ———- | ————— | ———- |
ウォーロック | ◎ | ————— | ———- | ————— | ———- |
ダークビショップ | – | ————— | ———- | ————— | ———- |
リシテア学初級 (育成難易度:イージー。◎:適性高ベースの育成)
初級では育成がしやすい理学、信仰をベースに育成した場合のリシテアについてまとめていく。適性表を見ての通りグレモリィ適性が本作で最も高いため、理学と信仰を伸ばして修道士⇒メイジ or プリースト⇒ウォーロック or ビショップ⇒グレモリィという流れで育成する。DLCがある場合、上級職を飛ばしてヴァルキュリアかダークペガサスを経由するのも良いだろう。
ただしルナティックだと敵の回避が高いため、ヴァルキュリアのマスタースキルである慧眼の一撃かアーチャーの命中+20が欲しいところ。ヴァルキュリアは使っていればその内習得できるが、アーチャーになると魔法が使えない上火力もないため、リシテアを副官にして地道に兵種経験値を稼ぐしかない。幸い弓は普通なのでアーチャーへのCC自体は苦ではないだろう。
あとはマップや好みで最終的な兵種を決めればよく、射程や移動力重視ならヴァルキュリア or ダークペガサスを、魔法使用回数を重視ならグレモリィにすればよい。持ち物は当然テュルソスの杖である。
リシテア学中級 (育成難易度:ノーマル。○:適性並みベースの育成)
中級では理学、信仰だけでなく才能開花で得意になる剣術や格闘術をベースにしてトリックスターやバトルモンクを目指して育成する。力の成長率が20%しかないため中盤までは剣術、格闘を伸ばしても火力はほぼ0だが、サンダーソード+を入手してトリックスターにすると途端に火力お化けとなる上、5~10回と少ない使用回数を気にする必要がある魔法に比べ、サンダーソード+は30回使用できるため実は非常に実用性が高い。エピタフや踊り子でも同じことができるが、成長率補正を考えるとトリックスターの方が断然良い。
またバトルモンクにした場合もオーラナックルがある。さらにバトルモンクの場合はマスタースキルで格闘回避+20を習得できるため、飛行を上げて習得できる警戒姿勢+と合わせた回避盾としての育成も可能に。例えば速さ25、力17(バトルモンク最低保証)、警戒姿勢+、格闘回避+20、格闘術レベル5、エーギル星騎士団を付けた状態でオーラナックルを装備して待機した場合、何と回避率114まで上げることが可能になる。そこに森などの地形効果を合わせれば回避は130を超えるため、敵スナイパーの攻撃すら当たらなくなる。ウォーマスターになれれば切り返しで最強の地雷になれたのに・・・。
リシテア学上級 (育成難易度:ハード。△:イマイチベースの育成)
上級では少し縛りプレイ向けであるダークナイト、ホーリーナイト、ファルコンナイトを目指して育成する。どれも苦手な槍術をAにする必要がある上、馬術をA、もしくは飛行をB+まで上げないといけないため育成には非常に時間がかかる。しかもその分他に使える技能経験値が減るので理学と信仰レベルの上がるペースも落ちてしまうのも辛いところ。
ダークナイトとホーリーナイトの場合、CC後は魔法の威力が+5され移動力は7まで上昇するが、今作の騎馬系は地形の影響を受けやすく思ったよりも移動できないため使い勝手が悪い。しかもDLCでヴァルキュリアが出てきたためより向かい風になってしまった。DLCをダウンロードしておらず騎馬系縛りをやるならダークナイトもしくはホーリーナイトで使ってみてもよいのではないか。
ファルコンナイトの場合、剣術は才能開花で得意技能になるため比較的容易に上げられる。また中級で述べたようにサンダーソードがあるため、CC後はこれをメインウェポンとして戦うことになる。(というかこれ以外の武器は火力が出ない。) ダークスパイクやワープなど使い勝手な良い魔法は一切使えなくなるが、ファルコンの高移動力と射程3のサンダーソード+によって攻撃可能範囲は非常に広いため使い勝手自体は悪くない。また警戒姿勢を育成過程で習得できるため、踊り子職を入手して剣回避+20を付けておけばこちらも回避盾としての運用ができる。もしリシテアで縛りプレイをしてみたいなら、まずはファルコンで様子を見るのがおススメ。
リシテア学最上級 (育成難易度:ルナティック。×:無理ベースの育成)
最上級ではリシテアに不向きであるグレートナイト、ドラゴンマスター、ボウナイトを目指して育成する。ここまでくると魔法を使えないのは当たり前で、ひたすら苦手技能である重装、斧、槍を上げていかならければならない。1周で必要なレベルまで上げるのは非常に困難であるため周回して名声値で上げるのがほぼ前提となる。
まずボウナイトについては苦手な槍術が含まれているが幸いCまでで良いため、この中だと比較的育成が楽である。弓と馬術も苦手ではないため、根気よく上げればCC自体は何とかなるだろう。ボウナイトにした場合メインウェポンは魔法の弓がベスト。弓射程+2がつくため、テュルソスの杖を持たせた時と同様の攻撃範囲となり比較的扱いやすく、敵を倒す分にはある程度の活躍は可能だろう。ただし速さ成長率は-5%となり、移動の際に地形効果の影響を受けやすくなるのが難点。
次にドラゴンマスターの場合は、アネット学でも提唱されていたボルトアクス将軍としての運用となる。魔力成長率が-5%されるが元が60%のため大した問題ではなく、むしろ力、守備といった低い成長率に+補正が乗るため、成長率の点から見ればこの中だとドラゴンマスターが一番良いかもしれない。とはいえ脆いのは相変わらずなので、再移動を活かしてひたすらヒット&アウェイするしかない。またボルトアクス+の命中は60しかないため、特にルナティックではいかに命中難を対処するかが重要になってくる。
最後はグレートナイトにした場合について考える。まず苦手な斧、重装をB+もしくはAまで上げなければならない時点で非常に育成に手間がかかる。この場合もメインウェポンにボルトアクスを使えばある程度は戦えるが、魔防の成長率に-補正がかかるため脆さに拍車がかかってしまう。また速さ成長率も-10%されるため、長所であった高い速さも伸びなくなる。恐らくグレートナイトはリシテアの使い方の中では一番難しい兵種だろう。
コメント